重曹とミョウバン水を混ぜてはダメよ!足のにおいの間違った対策

 

twitterでハッシュタグ「足臭い」で見てみると、足のにおいに悩んでいる方のツイートがたくさん出来てきます。

 

その中で、あるTwitterのつぶやきが目に入りました。
「私は、重曹水とミョウバン水を両方作って混ぜて使っているよ!」
・・・え?

足のにおいに「重曹」と「ミョウバン」は、たしかに効果があります。
だから、混ぜるとすごく効くイメージがあるのは理解できますが・・・

 

だけど・・・
混ぜると、全く効果が無くなります!

 

重曹とミョウバンが足のニオイへどのような効果があるのか?
整理しながら、混ぜてはいけない理由を解説します。

 

 

足の臭い対策 ミョウバン水と重曹水とは?

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水

 

足のにおい消しの方法として、よく紹介されている「ミョウバン水と重曹水」

 

「足のにおい対策にはどっちがいいの?」と疑問に思いませんか?

 

結論から言うとこの二つは、どちらも足のにおい対策に効き目はあります。

 

そこでまず、ミョウバン水と重曹水ってなんだろう?
どんな効果があるのかを解説して、それぞれの比較をしてみます。

 

 

足のニオイへミョウバンの使い方と効果は?

 

ミョウバンを足のニオイ対策として使うには、食品添加物の「焼きミョウバン」を水道水で溶かして使います。

 

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水ミョウバン水の作り方は、素足が臭う方にオススメ消臭法!自宅でできる4つの簡単裏技に記載していますので、興味のある方はご覧ください。

 

ミョウバン水の使い方

 

作ったミョウバン水を洗面器などの器へ貯め、そこへ足を浸します。
10分〜15分ほどで、足のにおい対策に効果がでます。

 

ミョウバン水の効果

 

ミョウバン水に足を浸すことで、嫌なにおいの発生源となる足裏の表面に付いている雑菌を除菌します。

それにより悪臭が軽減されます。

 

また、制汗作用がありますので、足汗の軽減にも期待できます。

 

 

足のにおい対策 重曹の使い方と効果は?

 

洗濯や歯磨き、掃除や食品(食品用重曹)など、多種にわたり生活に役に立つ便利なアイテムの重曹。

 

 

足のニオイ対策では、水で溶かして使います。

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水重曹水の作り方は、素足が臭う方にオススメ消臭法!自宅でできる4つの簡単裏技に記載しています。

 

重曹水の使い方

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水

 

洗面器などの容器に、決められた濃度で重曹水を作ります。
そこへ足を10分〜15分ほど足を浸すことで、足のにおい対策になります。

 

重曹水の効果は?

 

足のにおいに対する重曹の効果は、「においの成分を中和する」ことです。

 

嫌なにおい成分を中和して、臭わなくさせます。

 

 

ミョウバン水と重曹水の違いはなに?

 

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まず、ふたつの違いよりも、共通するポイントのほうが多いので、そちらを整理しましょう。

ミョウバン水 ・ 重曹水の共通点

  • 水に溶かして水溶液を作る
  • 口の大きな容器に入れ、足を浸す
  • 浸水時間も同じ

このように、どちらも使い方は同じになります。

 

では次に、ふたつの違いは・・・

  • ミョウバンは雑菌に効く重曹はにおい成分に効く
  • ミョウバンは弱酸性重曹は弱アルカリ性

この2点が大きな違いです。

 

でも、ちょっと待って。
「溶かした水に足を浸す」
と、同じ使い方がであれば、重曹もミョウバンも両方混ぜてしまえばいいじゃん!

 

・・・そう思いませんか?

 

嫌なニオイにも、雑菌にも効果がありそうな感じがしますが・・・

 

残念ですが、それはできないのです。

 

 

ミョウバン水と重曹水を混ぜるとどうなる?

 

一番最後の項目が全てをお笑いに変えてしまうほど重要です。

 

ミョウバンと重曹はPH(ペーハー)が酸性とアルカリ性で逆であるため、2つを混ぜるとお互いが効果を消しあい、中和してしまうのです。

 

簡単に言えば、効果が無くなるってことです。

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水

 

ミョウバン水が除菌できるのは、酸性であるからです。アルカリ性の雑菌を除菌できます。

 

重曹が足の悪臭成分を中和できるのは、重曹がアルカリ性で足の悪臭成分が酸性であるからです。

 

お互いの特徴が足のにおい対策に活きているのに、混ぜてしまっては全く無意味になってしまうのです。

 

足のにおい,重曹,ミョウバン水

 

混ぜるな!危険・・・ではありませんが、混ぜるな!無意味!です。
残念ながら、この混合液にどれだけ長時間、足を浸けても消臭効果は得られません。

 

twitterでつぶやいた方は、きっとネットで調べたのでしょうね。
足のにおいには、ミョウバンと、重曹が効く。と

 

ふたつを混ぜないように、上手に足のニオイ対策を行ってください。

 

 

ミョウバンと重曹どちらを使う?

 

効果的なタイミングは、「入浴中・入浴後」に浴室で行うといいでしょう。

 

 

どちらが先でも構わないので、両方を順番に行うことがベスト
肌荒れの危険もあるので、浸した後は、お湯で流してくださいね。

 

最初に頑張って、面倒になり途中で終わってしまうなら、面倒な方はミョウバンだけでも。
毎日続けることが大切です。

 

重曹とミョウバンなど日用品だけでできる対策で「お手軽感」はありますが、どちらを正しく使っても、デオドラントグッズほど効果が長続きしないのが実際のところです。

 

その時の効果は得られますが、時間が経ってしまうと元通り。
朝、行っても出勤していれば、お昼ごはんまでも持たないでしょう。

 

しかし、本当に足の臭いを消したいのであれば、私はおすすめできません。
毎日の時間と手間が大変なので、結局続かないから・・・
効果に持続性がないことも重要です。

 

 

ミョウバンと重曹どちらを使う?まとめ

 

「どちらを使う!?」と聞かれると、強いて答えるならミョウバン水かなと思っています。
除菌と制汗作用で・・・だけど、今の足が臭いのは消えないよ。

 

今!この瞬間の臭いを消すなら重曹水です。・・・すぐにまた臭くなっちゃうけど(汗)

 

そんな感じで私は理解しています。

 

足のにおいでお悩みの方は、きちんとしたケアをしてくださいね!