【マニアック】臭い靴下のニオイに 最適な消臭効果はどれ?
ビジネス靴下には、抗菌や活性炭、銀イオンなど、色々な防臭・消臭効果があります。
いざ買うときに、「どれがいいのだろう?」と、悩みはするものの、よくわからずやっぱり値段で選んでしまう・・・
そんな方の少しでも助けになるよう、どの消臭方法がどのような意味を持っているのかをご紹介します。
足の臭いを抑える靴下の○○消臭
現在、防臭・消臭として売られている商品は、大きく分けて4種類に分類されます。
防臭・消臭効果1〜物理的消臭
活用商品〜活性炭
これを説明するためには、まず人がニオイを感知する仕組みを簡単に説明しなければいけません。
ニオイとは、分子レベルのニオイ物体を人が鼻で吸い込み、ニオイ成分を感知して感じます。
そしてこの物理的消臭は、分子レベルのニオイ成分が宙を浮遊しないように、別の要素で封じてしまう事を指します。
言葉だけではわかりにくいので、イメージで伝えると、
ニオイ成分をスポンジで吸収し、逃がさないようにする事でニオイ成分が宙を舞わないようにする事です。
これにより、ニオイがしなくなる仕組みです。
ニオイ分子に対しては、たくさんの量を吸収できる商品ですが、スポンジと同じで吸収できる量を超えてしまうと全く意味がなくなってしまいます。
その上、日常生活ともなると汗をかきますよね。汗の水分がスポンジ(ニオイの許容量)に対して影響があります。
細かな気泡が空いているところに、ニオイ分子よりもはるかに大きい汗(水分)が先に入り込んでしまいます。
物理的消臭の特性上、ニオイ分子を無臭化するのではなく、閉じ込めているだけなので、飽和してしまうと無意味になってしまうところがデメリットです。
しかし、いい商品になると洗って乾かせば再度使用できる商品もあるので、利用してみるのもいいと思います。
防臭・消臭効果2〜マスキング消臭
活用商品〜香り付き柔軟剤
あまり耳にしない名前ですよね。
この方法簡単に説明すると、別のニオイでわからなくしてしまう方法です。
靴下でマスキング消臭は見かけませんが、最近の柔軟剤はニオイが強く汗の臭いをわからなくする効果を狙っているためマスキング消臭になります。
このマスキング消臭による別の匂いと、蒸れた靴下のニオイが混ざるとひどい結果になりますので、この消臭方法は靴下には向きません。
防臭・消臭効果3〜生物的消臭
活用商品〜抗菌表示
この方法は、抗菌物質を繊維に織り込み足の雑菌の増殖を直接抑えようとするものです。
抗菌や防臭加工に使用される薬剤や効果については一定の基準があり、満たした商品には”SEK”マークを認可されています。
つまり、商品パッケージのどこかに”SEK”マークがあれば、抗菌・防臭に対して一定の効果があると言えるでしょう。
しかし、無制限に使えるわけではありません。洗濯すれば効果は落ち、基準では耐洗濯回数が0〜10回以上と何とも曖昧な基準です。
また、抗菌は菌の増殖を抑える効果であり、すでに発生している臭いには効果がありません。
抗菌靴下については商品をよく選んでから購入した方がよさそうです。
防臭・消臭効果4〜反応消臭(イオン消臭・分解消臭)
活用商品〜イオン消臭・分解
消臭効果No.1 オススメはこれです。
イオンを含む繊維を靴下に織り込む事で、ニオイの素となる足の雑菌を破壊しまいます。
仕組みは、イオンが+の電気を持つのに対して、−の電気を帯電する雑菌やカビなどを磁石のように吸着して衝突時に破壊してしまうのです。
その上、洗濯しても効果が落ちません!
完璧な商品のように思えますが、デメリット?も少しあります。
それは、一足当たり値段が2千円前後するので、3足500円の靴下を履いている方には高いと感じられることです。
しかし、ニオイ対策が万全なので高級ブランドの靴下を買うと思えば、十分に手が届くと思います。
驚くことに、効果がなければ全額返金など、メーカーも絶対の自信をもつ商品が多数あります。それだけ効果が期待できるのでしょうね。
ニオイに悩む方は、だまされたと思い購入してダメだったら返金要求を行い、もう二度と買わなければいいだけなので、試す価値は十分にあると言い切れます。
それぞれの防臭・消臭効果について
物理的消臭・マスキング消臭・生物的消臭・反応消臭の4種類が、商品として販売されている靴下の防臭・消臭効果です。
それぞれに一長一短があり、値段もそれぞれ違ってきます。お財布と相談して効果を決めるのもいいかも知れませんね。
でも飛び抜けて効果が高く、洗濯しても効果の持続する反応消臭の靴下が、消臭効果を含めて考えるとコストパフォーマンスが非常によく、ニオイで困っている方は買う価値があると言い切れます。
くれぐれも安かろう悪かろうの商品を購入して、ニオイを悪化させるような事はしないでください。